曲面用ラバースチールと鋼製フレームの一体化構造で、型枠兼用を実現
砂防堰堤や取水堰、頭首工、橋脚など河川内に設けられているコンクリート構造物は、流下する土砂や、礫の衝突により、表面が摩耗や損傷を受け、構造物本体の破壊を招くおそれがあることから、耐久性に優れた保護材が望まれています。ラバースチールは、ゴムの弾性と鉄の剛性とを組み合わせた耐久性に優れた保護材で、コンクリートをはじめとする各種構造物の保護材として、採用いただいております。
ラバースチールを砂防堰堤の水通し天端に施工する際に使用する専用法型枠「ボルトゲージ」の代わりにラバースチールとあらたに考案した鋼製フレームを一体化して施工することで曲面用ラバースチールを型枠兼用として使用することが可能となりました。この施工方法により、従来の施工工程に対してボルトゲージ脱型、コンクリート処理(清掃)の削減により、工程が短縮でき、施工手間の省力化に貢献いたします。
施工イメージ
1.鋼製フレーム設置
2.ラバースチール設置
3.コンクリート打設・養生