耐爆シート
耐爆シートは、火薬庫の耐爆性・防水性を強化する高強度繊維補強ゴムシートです。
火薬庫本体に敷設して覆土することで、内部爆発が起こった場合でも耐爆シートが構造物の破片などの飛散を抑制します。また飛散抑制だけでなく、防水にも効果を発揮します。
いろいろな火薬庫の種類や構造形式に対応いたします
効果
- 内爆発生時に構造物の破片などの飛散を抑制します。
- 内爆発生時に構造物の破片などの飛散物の方向性をコントロールすることが可能です。
- 飛散抑制だけでなく防水にも効果を発揮します。
仕様
試験材料 | 摘要 |
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材質および構造 |
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厚さ | 2.0mm(±0.3mm) |
引張強さ | 5400N/3cm以上 : JIS K6404-2(列理の縦方向) |
伸び率 | 25%以上 : JIS K6404-2 |
「火薬庫等の内部爆発による破壊片のゴムシートによる飛散抑制効果に関する実験的研究」(防衛施設学会平成23年度年次研究発表会研究発表概要集, pp81-86, 2012.01.)によると、内部爆発によるコンクリートの飛散を抑制できるのは、相似則より351.5kN/mの“実測破断強度”を有するものとなります。そのため、上表の繊維入りゴムシートの引張強さは5400N/3cm(1800N/cm)を規格値として、本仕様の繊維入りゴムシートを2層敷設することで、耐爆シートとして機能します。