安全安心の一歩先に価値を生み出し、笑顔の絶えない世界を作っていく。

社長近影

代表取締役社長 柴田充喜[しばたあつき]

当社は大正12年に履物メーカーとして出発し、2023年8月に100周年を迎えました。
「ゴム+α素材」の複合技術をベースに様々な研究開発に取り組み、数多くの製品を生み出してきました。 そのような数多くの製品を手がける当社の最大の強みが、単にモノを作るのではなく、市場が必要しているモノを既成概念に捕らわれず、自らの手で作り出してきた技術力です。

例えば、地震による橋梁の落下を防ぐ「落橋防止システム」は阪神大震災を教訓に、当社社員が被災地を調査する中で生まれた製品です。
地震直後、落橋により道路が分断されてしまったことで交通網がマヒし、救助活動やその後の復興の大きな足かせとなっていました。
そんな状況を見た若手社員が、ふとつぶやいた一言がきっかけとなり、独自技術を応用し製品を開発しました。 現在では多くの自治体やゼネコンで採用され、安心安全な街づくりに陰ながら貢献しています。まさに、当社が新しく市場に送り出した“災害から人を守る製品”と言えるでしょう。

また、より多くの方々の生活を支え、社会を支える製品をお届けしていきたいという考えのもと、世界に目を向けた取り組みも行っています。
当社が日本で培った技術や経験は、ほんの少しのアイデアで、さまざまな国や地域の人々に役立てていただくことも可能です。その一例として挙げられるのが、先進国の指導を受けて稲作の普及が進むカンボジア。 天候不順になりがちな現地に欠かせない「ため池」に、当社の製品が採用されました。現地で使われているのは、「ため池」の水の蒸発を防ぐシート。 雨期にどれだけ水を溜めても、乾期の深刻な干ばつによって「ため池」の水の大半が失われてしまっていました。 そこで、当社が提案したシートで「ため池」の表面を覆うことで、大幅な蒸発の軽減に成功。安定的な農業用水の確保に成功し、現在は日本政府やJICAとの連携を図りながら、普及を進めているところです。

同様に、今後もさまざまな形で発生する自然災害から人命と財産を守る製品の研究開発に注力していく方針です。 従来の「ゴム+α素材」という枠を超え、ゴム以外の新素材やテクノロジーをプラスした製品の研究開発を加速させていくことが、当社の新しいミッションです。 IoTやAI技術を取り入れ、危険を防止するだけでなく、危険をいち早く感知するシステムを既存製品に追加するなど、実用化できるアイデアは豊富にあります。 その一つひとつのアイデアを形にするには、機械・エレクトロニクス・情報処理・物理系など、さまざまな専門知識を持った人材の力が欠かせません。 あらゆる技術・素材を駆使した総合メーカーへと進化することが、次の100年への第一歩となるでしょう。
世界中の人たちの安心安全を守り、笑顔あふれるモノづくりに、ぜひ若い力を生かしてください。
あなたの好奇心が、未来を作り出していきます。

Message for You

いつでも遊び心と好奇心を失わないで欲しいと思います。心に余裕がなくなると、新しいことやおもしろいものには気づけません。
単に技術や機能を追求するのではなく、製品を使う人の目線や気持ちになってみると、新しい発想が生まれてくるもの。
いろんなことにチャレンジしてみて、発想力に広がりを持たせることが非常に大切です。失敗したって構いません。
やらないよりは、やったほうが得るものがあるはず。
その経験こそが、財産になっていくのです。どんなことも楽しむ遊び心と好奇心を忘れない大人でいてください。

求める人物像:
1つのことを続けられる人

当社が理想とするのは、何か1つのことにこだわり、そのこだわりを持ち続けられる人。
ジャンルは何でも構いません。
スポーツに熱中した人、ニッチだけど専門的な研究に取り組んだ人、芸術やデザインに興味がある人、語学力を磨いてきた人など、どんな経験でも大歓迎です。大切なのは、努力を続ける姿勢。
継続的な努力から、自分だけの強みが生まれます。そんな他の誰とも違う魅力を持った人材こそが、未来を作っていくのではないでしょうか。 活躍のためのフィールドは私たちが用意しますので、安心して飛び込んできてください。そして、あなただけのこだわりでぜひ新たな価値を生み出してください!