水は止めずに流木を食い止める!

森林管理者の高齢化や後継者不足により、植林した山の手入れが行き届かないというニュースを目にすることがあります。
一体何のために山の手入れが必要なのでしょうか。
山の木々には「土壌保全機能」という、土砂の流出を防ぎ、土砂災害を防ぐ役割があります。
人の手で植えられた人工林は、長期的に管理しないと荒廃し、この重要な「土壌保全機能」が保たれなくなるのです。
それにより、大量の雨や長期の雨によって、土砂崩れなどの災害が起きることになります。

土砂災害を防ぐために、山には「砂防ダム」が設置されています。
砂防ダムは土砂をせき止め、水だけを流し、土砂災害を防ぎますが、流木は軽いため、水とともに下流へ流れてしまうことがあります。
大量の流木が下流へ流れてしまうと、下流で橋などに衝突したり、堆積して川の水をせき止め、時には浸水被害などを引き起こします。
線状降水帯による集中豪雨など、近年の気候変動により、土砂災害のニュースを目にする機会は多くなってきています。

シバタ工業の流木ストッパーは、掃流区間もしくはそれに準ずる環境条件に適用できる柔構造の流木捕捉工です。
鋼製チェーンと、鋼製チェーンをゴムで被覆一体化した緩衝材(以下弾性チェーンという)を用いて格子状のネットを構成し、
流木や礫が衝突した場合は、弾性チェーンの弾性変形およびネット全体の変形で外力を吸収します。

流木ストッパーは施工性に優れ、工事の省力化にも貢献します。
構成する部材がコンパクトで、現場の搬入時、施工の場面でも大型な重機を必要としないため、水通し幅が小さい場合は、人力での施工も可能です。

砂防ダムなどの流木・礫対策をお考えの際は、ぜひご相談ください。

流木ストッパーはこちら
https://www.sbt.co.jp/kensetsu/03sabo/04e_stopper