台風・高潮・集中豪雨などにより、我が国では毎年のように浸水被害を受けております。
特に、商工業区域や地下空間の利用が進んだ都市部では、浸水は人命・財産・環境に大きな損害をもたらす場合もあります。
このような浸水被害への対策として、シバタ工業は海岸高潮対策 防水扉をご提案します。
特 長
- 確実な作動
扉の起伏をゴム引布製袋体へのエアー注入によって行うことで、油圧シリンダーや電動モーターを利用するものと比べ、機械部品が少なく扉を起こす力が大きいため、作動不良を起こしにくい構造です。 - 高い止水性
ゴム引布製袋体が広い範囲で扉を押しつけるので水密性が良好です。 - 低い保守コスト
油圧や電動モーターを使用するものと比べ、メンテナンスが簡単で保守費用が抑えられます。 - 据え付け簡単!
扉とゴム袋体を筐体に収納したユニット形式で運搬出来るので、据え付けが簡単で、作業時間の短縮ができます。 - 省スペース
横引きが無いので設置は本体部分のスペース対応可能です。 - 環境にやさしい
駆動部分にグリースを使用しないため、油分の流出など環境への心配がありません。
防水扉 起立時イメージ図
起立作動例
仕様表
水圧方向 | 扉側・袋体側のいずれも対応可能 | |
設計水深 | 1.1m | |
設計波高 | 1.0m(H1/3) | |
主要材質 | (扉・戸当り) | SUS304 |
(袋 体) | CR系合成ゴム | |
通行車両荷重 | 4輪載荷(25t荷重想定) | |
駆動源 | 11kWエアコンプレッサー 1基 | |
起立時間(単独) | 5~6分 |
構 造
- ゴム引布製袋体で扉を起立
耐久性と強度に優れた合成ゴムとナイロン繊維で作られたゴム引布製袋体を膨らませて扉を起立、収納は扉の自重で行うシンプルな構造です。 - フェイルセーフを考えたメカニズム
電力が得られない場合でも、窒素ガスボンベ、水道圧等の方法で膨らませることが出来、操作が可能です。
(送気口取り付け部はオプションとなります。) - 使用環境に合わせた仕上げ
床仕上げは、特殊樹脂による滑り加工の他、外観を周囲の環境に調和できるタイル貼り、コンクリート、チェッカープレート等も可能です。
※防水扉は豊国工業株式会社により設計・製作・施工いたします。