ケーソン対応吸出防止目地板 RF型目地材
RF型目地材は、ラバーファイバー構造を取り入れた高強度であらゆる条件下にも対応可能な吸出防止目地材です。
ラバーファイバー構造(RF)は、ゴムの弾性と繊維の引張・引裂などの物理的な強度の両面を合わせ持ち、その物性は埋設する繊維の積層数を増減させ、強度調整を行うことが可能です。
『RF』とは、Rubber Fiber(ラバーファイバー)の頭文字をとったもので、ゴム弾性(Rubber)内に高強度繊維材料(Fiber)を積層し、埋設した弾性複合材料です。
特 長
- 施工性に優れています
裏込土圧に対して積層されたファイバーの張力及び剛性で対応するため、本体はケーソン港内側の一方のケーソン端部のみにボルト固定します。また、ユニットの配列による取付構造であるため軽量であり短時間の取付が可能です。 - ケーソン据付公差や不等沈下に対応します
目地板の取付が本体片側のみであるため、大水深用大型ケーソンの据付時の大きな公差や、据付後の不等沈下によるズレ(前後、上下、傾斜)にも追従可能です。 - 厳しい波浪条件下での損壊が防止できます
外洋に面した厳しい波浪条件下に設置される大型ケーソンに対して、裏込土砂が投入されるまでの隙間波圧は目地板が可撓することで波圧を逃すため、本体の損壊が防止できます。 - 耐摩耗性にすぐれています
波浪による動揺や裏込材の投入時の摩耗に対して、優れたゴム材と厚みを有しています。
吸出防止目地材めくれの復旧
波浪の影響により製品の重なり部分が前後反転することがありますので、裏込材投入時に正規の位置に戻してください。
設置環境の確認事項
- 製品を取付完了後、6か月以上裏込材等が施工されない場合は取付金具の緩み止め対策を施してください。
断面構造
製品規格表
タ イ プ | 全 幅 W (mm) | ユニット長さ L (mm) | 標準繊維積層数 (ply) | ケーソン標準隙間 (mm) | 重 量 kg/m (N/m) | ||
空 中 | 水 中 | ||||||
標準型 | RF-600 | 600 | 最大 3500 | 5 ・ 10 ・ 15 | 200以下 | 60(589) | 21(206) |
RF-700 | 700 | 300以下 | 67(657) | 23(226) | |||
RF-800 | 800 | 400以下 | 73(716) | 24(235) | |||
RF-900 | 900 | 500以下 | 80(785) | 26(225) | |||
RF-1000 | 1000 | 600以下 | 86(844) | 27(265) | |||
異形型 | RF-L | 960 | 最大 1600 | 異形ケーソン間用 | 85(834) | 32(314) |